去年10月のイスラム組織ハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃の中で、「女性に対する性暴力があったと考える合理的な根拠がある」などとする国連の報告書が公表されました。

パッテン国連事務総長特別代表
「レイプなどの性暴力があったと考える合理的な根拠が見つかった」

国連の専門家チームは、今年1月から2月にかけてイスラエルを訪問し、去年10月7日のハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃に関する調査を行いました。4日に公表された報告書は、ハマスの奇襲攻撃について「残虐で非人道的な性的暴力があったことを示す、信頼できる証拠がある」などととしています。

また、現在もハマスに取られている人質の一部が、性暴力を受けているという情報も寄せられたとのことです。

一方、ハマス側はこれまで性暴力への関与を否定しています。