北極圏の刑務所で死亡したロシアの反体制派指導者・ナワリヌイ氏の葬儀をめぐり、国民に注目されないようロシア大統領府が国営メディアの報道を制限させていたと、独立系メディアが報じました。
プーチン政権を厳しく批判してきたロシアの反体制派指導者・ナワリヌイ氏の葬儀は1日、モスクワ市内の教会で行われ、遺体は近くの墓地に埋葬されました。
独立系メディアの「ドシチ」はモスクワ市当局の話として、葬儀当日、少なくとも2万3000人が参列したと報道。週が明けた4日もナワリヌイ氏の墓には追悼に訪れる人が絶えず、墓を埋め尽くすほどの花が手向けられていました。
ペスコフ大統領報道官は4日、ナワリヌイ氏の葬儀に多くの人が参列したことについて、「何も言うことはない」と述べるにとどめています。
一方、独立系メディアの「モスクワ・タイムズ」は複数のロシア政府高官の話として、ナワリヌイ氏の葬儀が国民に注目されないよう、大統領府が情報機関などと事前に打ち合わせていたと報じました。
そして、国営メディアは葬儀を「無視」するよう命じられたとしていて、実際に国営テレビでは追悼に訪れた人たちの長い列などはほとんど報じられていません。
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