北朝鮮の核の脅威への対応を想定した、アメリカ軍と韓国軍の大規模な合同軍事演習が始まりました。
きょう始まった米韓合同の軍事演習、韓国軍は20機あまりの戦闘機が参加する訓練の映像を公開しました。去年の2倍以上実施されることになっている野外機動訓練の1つです。
今回の演習はサイバー、宇宙分野での作戦行動のほか、北朝鮮の核の脅威を無力化することに重点を置いた実戦的な内容が含まれています。
演習を受け、北朝鮮がミサイル発射などに踏み切るおそれもあります。
一方、韓国の情報機関「国家情報院」は、北朝鮮が去年の下半期以降、韓国の半導体製造装置メーカーにサイバー攻撃を集中させているとの分析を公表しました。
実際にサーバーがハッキングされ、製品の設計図などが盗まれた会社もあったということです。
国家情報院は、北朝鮮が衛星やミサイルなどの開発によって半導体の需要が増え、自前で半導体を生産する準備に乗り出した可能性があるとみています。
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