エンジニアを目指して技術を磨く学生たちが、いま、本物の飛行機づくりに挑戦しています。製作スタートから1年半。翼が取り付けられ、学生たちの飛行機がその姿を現しました。
福島県立テクノアカデミーの学生たちが運んでいるのは、飛行機のパーツです。学生たちがこれまで1年半かけて作ってきた飛行機の翼やコックピットなどを体育館に運び入れます。
去年9月から始まった学生たちの飛行機づくり。LSA・ライトスポーツエアクラフトと呼ばれる軽量飛行機のキットを組み立て、人が乗って飛ぶことのできる飛行機を作るため、学生たちは力を合わせてきました。
学生たちのサポーターは、エアレースパイロットの室屋義秀さんです。4日、機体に翼が取り付けられました。飛行機の部品は強度が高いジュラルミン製で、学生たちは、設計図に忠実に組み立ててきました。学生たちの飛行機LSAライトスポーツエアクラフトが、その姿を現しました。
室屋義秀さん「非常によくできている。驚き。精度が高い、特に主要な構造部分が非常によくできている」
学生「かっこいいと思う。飛ぶときは呼んでほしい」
引き継ぎ式では、卒業する2年生から、飛行機製作を引き継ぐ1年生にエールを込めて工具が手渡されました。
学生「LSAを福島の空に飛ばすぞ!オー!」
飛行機は、来年度エンジンや電装部品が取り付けられ、完成する予定で、完成後は、安全を確認する検査を行い、そのあと、ふくしまの空を飛ぶ予定だということです。