先日、厚生労働省が発表した速報値で、2023年の全国の出生数は過去最少の75万人、鳥取県では3493人。
2022年より452人減り、減少率は11%あまりと、全国最大になりました。

ただこれには数字の綾の面も。
子育て支援を推進する鳥取県では、2022年の出生数が全国で唯一2021年より増加していて、その反動が出たとも言えます。

鳥取県子育て王国課 遠藤紅弥課長
「出生が減にはなりましたけれども、鳥取県として行っていくことは変わりませんので、子育て王国としてやってきたこと、来年度から新子育て王国として取り組みを進めていきますので。」

来年度は小児医療費の完全無償化、不妊治療の助成拡大、参加しやすい出会いのイベントと、子育て支援では全国トップランナーともいえる取り組みを進めるということです。

鳥取県子育て王国課 遠藤紅弥課長
「鳥取県に住んで良かった、ここで産んで良かった、育って良かったと思ってもらえるような、そんな県を目指したいと思っています。」

ここ35年で約140人、3クラス分ほどが減ったこの日の卒業式。
卒業した高校生のためにも、待ったなしの少子化対策が必要です。