台湾の最大野党・国民党の副主席が中国の台湾政策担当トップと上海で面会しました。金門島付近で中国人漁師2人が死亡した件について、国民党側は「民進党政権に適切に処理させる」と表明しました。
台湾の最大野党・国民党の夏立言副主席は2月29日、台湾事務弁公室のトップ・宋濤主任と上海で面会しました。
中国と台湾をめぐっては、2月、台湾が実効支配する金門島周辺の海域で違法操業の疑いで台湾当局に追跡されていた中国籍の漁船が転覆し、漁師2人が死亡したことを受け、中国側が周辺海域での警備を強化するなど緊張が高まっています。
面会で、宋主任は「中国側の合法的な権利を傷つけることは絶対に容認できない」と主張。これに対し、夏副主席は哀悼の意を伝えた上で、「民進党政権に適切に処理させる」と応じました。
中国政府は民進党政権を「独立勢力」と見なし、対話を拒否しています。
一方、国民党は中国に対し融和的な姿勢で、中国側は面会に応じることで、民進党政権に揺さぶりをかけているものとみられます。
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