今回は、「花粉症の定説『コップ理論』と新常識」について。

実は花粉症の新常識があるのご存じでしたか?

よく耳にする『コップ理論』だと説明がつかない?

昔からよく耳にする『コップ理論』。「体内に蓄積される花粉の量が、容量を超えると発症する」という説です。

まさに、コップの水が溢れるようなイメージです。

ただこの理論だと「少量の花粉のアレルギー物質で体を慣れさせ、症状を緩和していく」という治療法の説明がつきません。

そこで今、主流の考え方が『シーソー理論』です。

主流は「コップ」より「シーソー」

シーソーの一方が「体の免疫力」、もう一方が「花粉による負荷」。

「免疫力」より「体内に蓄積された花粉の負荷」が勝ると花粉症になるという考え方です。体に入る花粉の量と免疫力のバランスがポイントという理論です。

対策として花粉が体に入る量を抑えるのはもちろんですが、免疫のバランスが崩れないようにすることも大切です。

アレルギーが専門の、なかの耳鼻咽喉科 中野医師にポイントをうかがうと「しっかりとした睡眠、整った食生活、ストレスを避けること」ということでした。

生活習慣を見直して行くことも大切かもしれません。