子どもたちが、平和学習の成果を発表しました。
宮崎市の小学校で児童たちが戦争の悲惨さを伝える劇を披露しました。

赤江小学校の6年生は、これまで1年間にわたって戦争体験者から戦時中の話を聞いたり、地元の慰霊碑を見学したりして、戦争の悲惨さを学んできました。

「空襲~空襲~」

29日は1年間の集大成として、保護者や地域住民らにオリジナルの劇を披露しました。

「このままでは、日本本土への空襲も時間の問題かと」

劇で描いたのは太平洋戦争末期の宮崎市。度重なる空襲で多くの負傷者がでました。

「離してください。家にまだ娘がいるの。」
「もう間に合わん。行くな」

戦況が悪化し、物資も底を尽きそうになる中、特攻作戦が行われます。

「できるできないではない。やるのだ。必ず成功させるのだ。」

多くの若者が「赤紙」と呼ばれた招集令状1枚で戦地へと招集されました。

「ばんざーい。ばんざーい」
「お国のため、銃後を守る父上様、母上様のために、見事に散って参ります」

出撃前、仲間とともに宿舎で過ごした最後の夜。
日本の勝利を願いながらも家族を思い、葛藤する様子を表すシーンでは・・・

「お前たちは平気なのか。本当に平気なのか。どうなんだ」
「俺だって俺だって本当は」
「俺だって平気なわけないだろ。でも、俺たちがやらなきゃ、日本は、家族は・・・」

児童たちは、劇を通して、平和へのメッセージを伝えました。

(保護者)
「とても感動しました。子供たちも、戦争に対して考える良い機会になったのかなと思います」
(地域の住民)
「今でも、世界あちこちで戦争起こってますもんね。我々も、戦争とか平和ということに関して考えないといけないと思います」

(市民役 甲斐蒼さん)
「戦争の時代に生きた人のおかげで今があると思った」
(母役 木下ゆいさん)
「(本当に)飛び立つ息子のお母さんだったら、悲しすぎて生きる気力もなくなってしまうと思います。平和に生きていくことを大切にしていきたいです」

1年間の学習の成果を劇に込めて披露した児童たち。平和への思いを学ぶ貴重な機会になったようです。