消費者庁によりますと、食べ物などが気管に入る誤嚥で亡くなった14歳以下の子どもの数は、2019年までの6年間で80人にのぼります。
そのうちのおよそ9割が5歳以下ですが、7歳以上も7人亡くなっています。

原因が明らかになっている51人の内訳をみると、「母乳」が最も多く、次いでゼリーやドーナツ・あめなどの「菓子類」、「肉・魚」となっています。
また日本小児科学会では、窒息を起こしやすい食品として次のようなものを挙げています。

(1)丸くてつるっとしているもの
ブドウやミニトマト、さくらんぼ、ピーナッツ、球形の個装チーズ、うずらの卵などがこれにあたります。表面がつるっとしていてうまく噛めない上に、これらは口の中で滑りやすく、ふとしたときに丸飲みしてしまう恐れがあります。

(2)粘着性が高く 唾液を吸収して 飲み込みづらいもの
「餅」や「ごはん・パン類」

(3)固くて噛み切りにくいもの
リンゴ、生のにんじん、水菜、イカなどが挙げられます。

お子さんがいるご家庭ではくれぐれもお気をつけください。