政府が秋に予定する安倍元総理の国葬に反対する市民団体が、憲法違反などを理由に国の予算執行差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てました。

差し止めの仮処分を申し立てをしたのは、市民団体の「権力犯罪を監視する実行委員会」のメンバーらおよそ50人です。

市民団体側は安倍元総理について、森友学園や桜を見る会の問題などから国民の評価が分かれていると指摘。「国葬は思想良心の自由を定めた憲法に違反する」と主張していて、国に予算を執行しないよう求めています。

権力犯罪を監視する実行委員会
「これは完全に憲法違反にもなるということで私達は速やかに裁判所の判断を仰ぎたいと考えております」

市民団体は今後、正式な裁判も申し立てる予定だということです。