アメリカのブルームバーグ通信は27日、IT大手アップルが、EV=電気自動車の開発を中止すると伝えました。人工知能=AIの開発部門に経営資源を集中させるとしています。

ブルームバーグ通信が事情に詳しい関係者の話として伝えたところによりますと、27日、アップルは社内向けの文書でEV開発のプロジェクトを中止すると明らかにしました。

プロジェクトにはおよそ2000人が関わっていたとみられますが、一部の社員はAIの開発部門に移るとしています。

アップルは、2010年代半ばから自動運転のEV開発に着手したとみられていますが、これまで開発の遅れがたびたび伝えられてきたほか、生成AIの分野で出遅れが指摘されていて、事業戦略の転換を迫られた格好です。