宮崎梅田学園が社会人野球の最高峰、都市対抗野球の初戦に臨みました。
3年ぶり2回目の出場となる宮崎梅田学園。初戦突破を目指して強豪、日本通運に挑みました。
(長瀬真希スポーツキャスター)
「3年ぶりに東京ドームに帰ってきた宮崎梅田学園。交通安全を全国に訴え、目指すは全国初勝利です」
社会人野球の最高峰、都市対抗野球の舞台に3年ぶりに戻ってきた宮崎梅田学園。
始球式を務めたのは、国富町の笹森義幸さんです。
20年前、交通事故で亡くなった野球少年、笹森郁也さんの父で、チームの発足当初から、ともに交通安全を訴えてきました。
(笹森義幸さん)
「(郁也さんは)きょう生きていれば33歳の誕生日を迎える。息子が天国からきょうも来てくれたと思って一緒に投げるぞと思って1球に思いを込めた」
交通安全を訴えるとともに、全国での勝利を目指して迎えた初戦。
相手は8年連続の出場となる強豪、日本通運です。
序盤は、宮崎梅田学園の先発、松原がリズムのいいピッチングで相手打線を抑えます。
しかし、3回に先制を許すと、その後、畳み掛けるように得点を加えられ、6回終了時点で7対0とリードされます。
なんとか反撃したい宮崎梅田学園は、7回、4番・堤がライトオーバーのヒットを放つと、続く5番・大森が連続ヒットでチャンスを広げます。
しかし、あと一本が出ず得点につなげることができません。
試合は7対0で敗れ、全国でのリベンジとはなりませんでした。
(宮崎梅田学園 松原孝成投手)
「3年前に悔しい思いをし、て今回マウンドに立たせてもらって、自分がやってきたことは間違ってないんだなとここで証明できた。きょうは打たれたが、すごく勉強させてもらえた試合だった」
(宮崎梅田学園 高田昌宏監督)
「全国の1勝の壁といのは本当に大きいなと。課題を克服していけるようなチームになってまた(東京ドームに)帰ってきたい」
初戦突破はならなかったものの、大舞台での全力プレーで交通安全を訴えた宮崎梅田学園。
その雄姿は多くの人の心に刻まれました。
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