医師に聞いた対処法 ①腹部を圧迫 ➁肩甲骨の間を何度も叩く
(みわた小児科・三輪田博介院長)
「お腹を精一杯の力で、ろっ骨が折れてもいいからひっぱりあげる。ろっ骨1本2本折れたって平気なので、何とか(異物を)出してやるという気持ちでやる」
三輪田院長が言うように気道に異物が入った時、対処法の1つは腹部を圧迫する方法です。
後ろから抱えて握りこぶしを作り、みぞおちとへその間にあてます。そして、もう一方の手でそのこぶしを握り手前上側に圧迫するように引き上げ、詰まったものを吐かせます。

そして、この方法の前に手の平の付け根で、背中の肩甲骨の間を何度も力強くたたくことも効果があるとされています。119番通報をしつつ、行うことが大事です。

消費者庁がまとめた、2014年から2019年までの6年間での食品の誤えんで窒息して死亡したケースは、14歳以下の子どもは80人。そのうち5歳以下が73人でした。
特に乳幼児に多い誤えんによる窒息。救急の現場の医師に27日、大石邦彦アンカーマンが取材しました。

(名古屋掖済会病院 救命救急センター・府川心壱朗医師)
「気道の上に詰まってしまうと、全く肺に酸素が入らない状態になって、低酸素症で数分で心停止になることが考えられる。小児であれば大人よりも低酸素の許容される時間が短くリスクは高い」
では、誤えん予防の対策としては?

(名古屋掖済会病院 救命救急センター・府川心壱朗医師)
「(小児の誤えんは)豆とかが多いが、そのサイズの物は切って出す。そのままのサイズで出さないのが大事」














