いわゆる「2024年問題」に対応するため、伊那市のタクシー会社が24時間営業から撤退することを決めました。

24時間営業から撤退するのは、伊那市の伊那タクシーと白川(しらかわ)タクシーです。

タクシーなどの運輸業界をめぐっては、4月から運転手の労働規制が強化され、働く環境が改善される一方で、労働時間の短縮で人手不足が懸念される、いわゆる「2024年問題」が課題となっています。

2つのタクシー会社は、労働規制強化などに対応するため、4月以降、伊那タクシーは午前2時~午前6時まで、白川タクシーは午前2時~午前6時半まで、それぞれ電話の受け付けを停止することを決めました。

ただ利用者が多く見込まれる週末や大型連休などは、午前4時まで受け付けるということです。

これにより上伊那地域で24時間営業するタクシー会社は、すべてなくなることになります。