■MLBキャンプ(日本時間27日、アリゾナ州メサ)

キャンプ7日目を迎えたカブスの鈴木誠也(29)が、オープン戦に初出場し、2打数1安打と今季初ヒットを放った。

昨季は日本人右打者初の20本塁打、74打点と活躍し、今年メジャー3年目を迎える鈴木誠也が今季初実践に臨んだ。2打席目で、元同僚の右腕・T.ダフィー(33、ロイヤルズ)が投げた内角の球をはじき返しレフト前ヒット、初安打をマーク。

1打席目は3球目でセカンドフライに終わったが、「ファーストストライクからどんどん取り敢えず振っていけてますし、まだ間合いだったりという感覚は良くないですけど。今日はヒットどうこうと言うよりは、どんどん振れたというのが一番良かったと思います」と振り返った。

4回裏の守備が終わって交代した鈴木は、ふわふわしている感じがあるとしながらも、「手出ししていかないとわからないところでもあるので、今日は課題もみつかりましたし良かったかなと思います」と手応え。

「あと1ヶ月くらいで開幕になりますし、あんまり余裕かましながらやってると、開幕来てから焦るのも嫌なんで、そこらへんは集中してやるようにしています」と昨季は左わき腹痛めて開幕に間に合わなかったが、今季は焦りも見せず着実に準備を進めていた。