JAXA=宇宙航空研究開発機構は、先月、日本初の月面着陸に成功した探査機「SLIM」との通信にきのうの夜、再び成功したと発表しました。休眠状態だった「SLIM」はマイナス170度と言われる「月面の夜」の過酷な環境を乗り越えたこととなります。
探査機「SLIM」は先月(1月)20日、日本で初めて月面着陸したうえで月面の岩石の成分の観測などにも成功し、その後、月面が「夜」に入り、太陽光が当たらなくなったため、休眠状態となっていました。
「月面の夜」はおよそマイナス170度まで下がることが知られていますが、探査機はもともと低温に耐える設計にはなっておらず、過酷な環境を乗り越えることができるのか注目されていました。
JAXAはきょう、その「SLIM」について先月31日の休眠からおよそ1か月たったきのう夜、探査機からの通信を確認できたとSNSで発表しました。
月面が「昼」となり、急激に温度が上昇したため通信機器の温度も非常に高く、短時間の運用のみで通信を終了していて、今後、温度が十分に下がったところで観測を再開できるように準備を進めるとしています。
過酷な状況を乗り越え機能を維持したうえで、再び太陽の光があたり稼働したものとみられ、さらなる月の起源解明に大きく貢献することが期待されます。
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