アメリカで中国製クレーンから情報が漏洩するリスクが指摘されていることについて、中国政府は「完全にでたらめな話だ」と反発しました。

アメリカでは、ブルームバーグ通信が、中国側が遠隔操作できる中国製クレーンを通じて「データを収集し情報を見ている」と報じるなど情報漏洩のリスクが指摘されていて、バイデン大統領は21日、国内の港のサイバーセキュリティを強化する大統領令に署名しました。

これに対し、中国外務省の毛寧報道官は次のように反発しました。

中国外務省 毛寧報道官
「中国が港のクレーンを遠隔操作してデータを収集しているというのは、完全にでたらめな話だ」

そのうえで、「アメリカ側が国家の力を乱用して、道理なく中国製品や企業を抑圧することに断固反対する」と強調しました。