4年ぶりに制限のなかった天下の奇祭、愛知県稲沢市の国府宮はだか祭。CBCは特別に許可を得て、小型カメラで「もみ合い」を撮影しました。

2月22日、稲沢市の和陽館で、祭り前に下帯をつけてもらうCBCの梶谷裕也カメラマン。特別に許可をいただき「もみ合い」に小型カメラを持って参加です。

身長178センチ、体重90キロ。梶谷の使命は、貴重なまつり映像を未来に残すこと、その一つだけ。

「ウオー!」
午後4時頃、参道のボルテージが一気に高まります。水が入った桶を持ち現れたのは「手桶隊」。彼らの役目は「神男」を儺追殿(なおいでん)に導くこと。まもなく参道のどこからか神男が現れるはずです。

「ウオー!!」
午後4時24分。参道に神男が入り、「もみ合い」が始まりました。「手桶隊」は突進してくるはだか男たちに水をかけてひるませ、神男が進むべき道を作ります。水は密着状態が長時間続く男たちの肌の摩擦を軽減。そして、喉の渇きを防ぐ効果もあります。

余談ですが、梶谷カメラマンと神男は同じ37歳。それぞれが役目を全うする日です。

ほどなくしてはだか男たちが渦に。その中に丸刈りの男性が…神男か!?