2月22日は「にゃん、にゃん、にゃん」の鳴き声にちなんで、猫の日とされています。山口県萩市の雲林寺では、ネコの健康祈願が行われました。
ねこ、猫、ネコ…境内の至る所にネコ。萩市むつみ地区の雲林寺です。「猫寺」として知られ、境内や本堂に置物のネコが600体以上飾られています。本堂では、飼いネコの「タビ」もストーブの前でゆったり気持ちよさそう。
神奈川県から
「きょう、私誕生日なんですよ。猫の日っていうのはだいぶ後から知ったんですけど、来てみたいなと思って来ました」
ネコのお面をかぶってご満悦な人も。
福岡県から
「外に出るネコなんで、ケガをして帰るので健康祈願できました。大好きです。もう大好きです」
本堂には祈願を受けるネコの名前がずらり。海外からのものもあります。
奥野粋子アナウンサー
「今、住職が読み上げているのがすべてネコちゃんの名前です。全部で912匹のネコちゃんが集まりました。中には海外からも、台湾、香港とグローバルな祈願祭となっています」
角田慈成・住職はこれだけの名前を読み上げるので、前日も練習したということでした。「祈願を受けたいにゃあ」と、参加者の席に飛び乗ってくつろぐネコも・・・
そして般若心経を唱えて健康を祈願します。
角田慈成 住職
「特別に無病息災にかけまして6回繰り返したいと思います」
ネコに囲まれた本堂には、住職の流れるような読経が響いていました。コロナの影響で2020年からは参拝を休止していましたが、去年8月から再開しています。
福岡県から
「動物はそばにいてほしいからね」
角田慈成 住職
「個性的でおもしろい名前が多いのでまじめに読むのに苦労しました。ネコたちが幸せだとたぶん人間も幸せだと思うので、幸せでいてくれたらいいなと思います」
雲林寺では、これからもネコで皆さんの心を癒やしていきたいということです。