能登半島地震で集団避難している石川県の中学生の学習を支援するため、県教育委員会から職員が派遣されることになり、県庁で22日に出発式が行われました。

文部科学省からの要請を受け石川県白山市に派遣されるのは、那覇教育事務所の前原大知指導主事です。

前原さんは今月26日から5日間、輪島市から集団避難している中学1年生と2年生に数学を教える予定です。

県庁で開かれた出発式で県の半嶺教育長は「学習指導とともに、親元を離れて避難生活をしている生徒の激励をお願いしたい」と前原さんを送り出しました。

那覇教育事務所・前原大知指導主事
「地震災害にあわれた子ども達、また教員職員たちが非常に不安を感じているかと思いますので、今の気持ちとしては子ども達のため、教職員のために、しっかり頑張っていこうという決意であります」
「子ども達が少しでも自分でできるという達成感も感じさせながら、勇気づけられる。励ませるような指導を行っていきたい」

県教育委員会では今後も要請があれば派遣を検討していくとしています。