■MLBキャンプ(日本時間27日、米・アリゾナ州グレンデール)
ドジャース大谷翔平(29)はキャンプ17日目、明日27日(日本時間28日)のオープン戦出場に向けて球団施設内のトレーニングジムで身体を動かした。下半身はユニホーム、上半身はドジャースのTシャツ姿で練習。約1時間40分で球団施設を後にした。
D.ロバーツ監督(51)は大谷のオープン戦出場について「エキサイティングです。ショウ(大谷)も出場してプレーするのを楽しみにしています。彼に2、3打席立たせる予定ですが、彼が“今日は十分だ”と思うまでですかね」と打席数は本人に一任。さらに走塁についても「明日彼が走るとは思いませんが、ショウヘイに制限をかけていることはありません」とこちらも本人に任せていた。注目される打順は「時が来ればわかります。どうなるでしょうね(笑)」と笑顔を見せていた。
そして、28日(日本時間29日)にメジャー初登板を迎える山本由伸(25)はプルペンで投球。ロバーツ監督やプライアー投手コーチらスタッフ、チームメイト、メディア、多くのファンたちが見つめる中、正捕手のW.スミス(28)を相手に変化球を交えて25球を投げ込んだ。最後の5球ではセットポジションを確認していた。
ピッチングを見つめていたロバーツ監督は山本が投げ終わると“ホッホー!”と歓声を上げて、大興奮で山本を労っていた。約15分間の投球を終えた山本はボールを受けてくれたスミス、プライアー投手コーチらと意見交換して、データを確認した。
山本についてロバーツ監督は「ヨシノブに関して最も重要なことは、コミュニケーションです。彼はここまで、何がやりたいかに関して、よくコミュニケーションを取ってくれています」と話し、練習内容についても「頻繁に彼に投げさせるという考えもありますが、私にとって最も重要なことは、彼が過去にやってきたことを継続させるということです」と大谷同様に絶大な信頼感を持っていた。