持続的な賃上げが焦点となっている今年の春闘で、ホンダとマツダはきょう、異例のスピード回答をしました。両社ともに満額回答です。

ホンダの労働組合は総額でひと月あたり2万円の賃上げと、1992年以来の高い水準を要求していました。ホンダはきょう、労働組合と2回目となる団体交渉を開き、要求に満額回答した上で、さらに1500円を上乗せする異例の回答となりました。

マツダ 竹内都美子 執行役員
「私達のこの賃金処遇改善が地域経済に与える影響、こういったところをですね、十分考慮して、この回答を決めました」

一方、マツダもきょう、労働組合が要求していた総額でひと月あたり1万6000円の賃上げに対し、満額回答をしました。

物価高を上回る賃上げが実現できるか注目される中、好業績が続く自動車大手が賃上げの流れをつくり、取引先にも波及するかが焦点となります。