殺人未遂の疑いで全国に重要指名手配された末に逮捕された暴力団幹部の男について、警察は銃刀法違反の容疑で21日にも再逮捕する方針を固めたことが、捜査関係者への取材でわかりました。

銃刀法違反の疑いで警察が21日にも再逮捕する方針を固めたのは、住居・職業不詳で、指定暴力団絆會(きずなかい)幹部の金澤成樹(かなざわ・しげゆき)こと金成行容疑者55歳です。

金容疑者は長野県宮田村で4年前、拳銃を使って男性を殺害しようとした疑いで、全国に重要指名手配されていましたが、2月1日、潜伏先の仙台市内のアパートで逮捕されました。

捜査関係者によりますと、金容疑者の逮捕後に行われた家宅捜索で、アパートから拳銃と実弾10発ほどが押収されていて、警察は今後、拳銃が宮田村の事件で使われたものかどうかや入手経路などを調べる方針です。