■MLBキャンプ(日本時間20日、アリゾナ州メサ)

カブスの鈴木誠也外野手(29)は19日(日本時間20日)、アリゾナ州メサの球団施設でメジャー3年目のキャンプインを迎え「昨年よりも動けている。体の状態もいい」と手応えを口にした。昨春はキャンプ時に左脇腹を痛め無念のWBC出場辞退となった。「ちょっと偏ったようなトレーニングをやってしまった」と反省し「今年は動きの中でのトレーニングは数多くできた。去年と体重は変わらないが、動き的には全然今年の方がいい」と万全の様子。さらに「逆にちょっと良すぎて怖いくらいなので、少し抑え気味に行きすぎないようにと思って過ごしているので、体の状態的にすごくいい状態だと思います」

フリー打撃では力みのないフォームから30スイングで5本の柵越えを放ち「マン振り(フルスイング)してもあまりいいことはない。マン振りしない中でどれだけ出力を出せるか。確率良く、いいバランスでしっかり振れるように」と今季のテーマを語った。

2度目のライブBP(実戦形式の打撃練習)では3打数無安打も「自分のスイングの感覚とボールへの感覚、間の感覚というのが良かったので、2度目にしてはよかったかなと思います」と話した。

23日(同24日)には早くもオープン戦が始まる。「体は全然いける状態。たくさんの投手に立って、目慣らしというのが必要だと思うので打席数もしっかり増やして開幕に向けて頑張っていきたい」。昨季は日本人の右打者として初めて20本塁打を放ち、打率.285、74打点の成績を残した。更なる飛躍へ向け「個人的に目標設定しているところはありますけど、あんまり言いたくないですね」来るべきシーズンへ向け静かに闘志を燃やした。