石巻市市民生活部 鈴木公美次長:
「当時、支援物資を担当していて、その時に仕分け事業がとても大変だった」

鈴木さんは震災発生直後、市役所へ避難してきた住民の窓口として避難所の運営に奔走しました。避難先案内市役所には、多い時にはおよそ300人の住民が身を寄せあったといいます。

石巻市市民生活部 鈴木公美次長:
「みんな何も持たずに濡れた状態で来ていたので、私たちも心のケアを含め何か支援をしなくてはいけないなと思って対応していた。夜になるとみんな不安になっていた。その日の夕方に食べるものもなかったので」

元々、市役所は指定避難所ではなかったため食料品などの備蓄は十分ではありませんでした。そこで、震災直後には職員が協力して、庁舎1階にあったスーパーから運べるだけの食料品をリレーで2階へ運んだといいます。

石巻市市民生活部 鈴木公美次長:
「(2階へ食料を)上げてる途中にどんどん津波が入ってきて、危険があるということで中断したので、全部は上げきれなかった」