■卓球世界選手権 男子団体戦 日本ーマダガスカル(19日、韓国・釜山)
男子団体のグループリーグ第4戦で、日本はマダガスカルを3-0のストレートで下し4連勝を飾った。これでグループリーグ1位通過が決まった日本の次戦は21日、パリ五輪切符を目指し決勝トーナメント8強入りをかけた戦いに挑む。
出場全40チーム中、上位8チームが五輪切符を手にする今大会。チーム世界ランク3位の日本は、張本智和(20)、篠塚大登(20)、田中佑汰(23)の3人で挑んだ。
3連勝で迎えたグループリーグ最終戦の相手は、世界ランク42位のマダガスカル。日本の1番手は、エースの張本。世界ランク9位の張本に対し、相手は167位。初対戦だったが、実力の差を見せつけゲームカウント3-0で第1試合を勝利で飾る。張本は試合時間10分程度で決着をつけ、2番手の篠塚へバトンタッチした。
篠塚の相手は、ラザフィナリーフ。19歳の若手に手こずり、第1ゲームはデュースにもつれ込む。それでも13-13から篠塚が連続ポイントを決め奪う。第2ゲームも一時リードを許すが、バックハンドなどで4連続得点を決め逆転し連取に成功。これで主導権を握った篠塚は第3ゲームも11-3で奪い、第2試合をゲームカウント3-0で制した。
そして3番手は今大会初登場の田中。第1ゲームを相手に1点しか与えない完璧な試合運びで取ると、第2ゲームは得意のバックハンドが随所で決まり11-7で奪う。そして第3ゲームも相手を寄せつけず、11-5で奪い、ゲームカウント3-0で第3試合も勝利した。
これで日本はグループリーグ1位通過が決定。21日にパリ五輪出場権をかけて、決勝トーナメント8強入りの戦いに挑む。
【日本男子のグループリーグ対戦日程】
16日 ナイジェリア(世界ランク18位)の棄権により日本の不戦勝
17日 日本 3-0 チェコ(同28位)
18日 日本 3‐1 台湾(同9位)
19日 日本 3-0 マダガスカル(同42位)
【卓球世界選手権団体戦】
40の国と地域が8つのグループに分かれ、各グループ総当たり戦を行い、上位3位までの計24チームが決勝トーナメントへ進出。男子団体は、世界ランク1位の中国が10大会連続優勝している。前回大会、日本は準決勝で中国に敗れ3位。日本が優勝すれば1969年以来、55年ぶりの快挙となる。














