■卓球世界選手権団体戦 日本 3-0 ブラジル(19日、韓国・釜山)
女子のグループリーグ最終戦で日本は、ブラジルに3ー0で勝利。開幕4連勝を飾り、グループリーグ首位突破で決勝トーナメント進出を決めた。21日の試合で勝利すればパリ五輪卓球女子のシングルス2枠、女子団体戦の出場枠を獲得する。
グループリーグ最終戦は早田ひな(23)、張本美和(15)、平野美宇(23)とパリ五輪内定メンバーで挑み、ブラジルにオールストレート勝ちで4戦全勝とした。
チーム世界ランキング2位の日本は、この試合、同14位のブラジルを相手に1番手は早田。4試合全てに出場している日本のエースは疲れも見せず、G・タカハシ(18、世界ランク87位)を翻弄。強烈なフォアハンドで5連続ポイントを奪うなど第1ゲームは11-5で奪った。第2ゲームはG.タカハシのバックハンドにタイミングがつかめず3ポイントリードされたがすぐに修正するとコースを付いたフォアハンド、強烈なバックハンドで10連続ポイント。11-4で第2ゲームも奪った。第3ゲームも長いラリー戦を制すなど強さを見せつけ11-4。早田はここまで4試合で1ゲームも落とさず勝利をあげた。
日本の2番手は第1戦のルクセンブルク以来の出場となった張本がG.タカハシの姉でブラジルのエース・B.タカハシ(23、世界ランク22位)と対戦。立ち上がりB.タカハシの素早いリターンに対応できず4-9と5ポイントリードを許した。そこから相手のサーブに変化をつけて返すなど試合中に修正。7-10から5連続ポイントで12-10と逆転で第1ゲームをとった。
第2ゲームは相手の緩急のあるボールにも対応。さらに張本らしい攻撃も見せて11-8。第3ゲームも張本の勢いは止まらず、5-3から6連続ポイントで勝利。ストレート勝ちを収めた。
3番手は平野が隻腕のB.アレシャンドレ(28、世界ランク229位)と対戦。アレシャンドレはリオ・東京とパラリンピック女子シングルス(立位)で銀メダルを獲得した。序盤は接戦となったが終盤、平野が連続ポイントで突き放し11-8。第2ゲームも平野が11-3で奪い、日本の勝利まであと1ゲームとした。
第3ゲームも平野のペース、フォアハンドのストレート、フォアハンドのクロスとスピードの速いボールでポイントを重ねた。最後も8-5から3連続ポイントでストレート勝ち。日本は4戦オールストレート勝ちで首位突破。決勝トーナメント進出を決め、パリ五輪出場権獲得まであと1勝とした。














