■卓球世界選手権団体戦 日本 3-0 イラン(17日、韓国・釜山)
女子のグループリーグ第2戦で日本は、イランに3ー0のストレート勝利で開幕2連勝を飾った。
チーム世界ランキング2位の日本は、この試合、同35位のイランを相手に伊藤美誠(23)、平野美宇(23)、早田ひな(23)で挑み、日本卓球界を担ってきた“黄金世代”の3人で勝利をつかんだ。
この3人で世界選手権の団体戦を戦うのは初。まずは今大会初出場の伊藤が初戦に勝利したが、2番手の平野が世界ランク709位のアシュタリに大苦戦。2ゲーム連取されてから、フルゲームの末大逆転勝利を収めたが、再三マッチポイントを握られ崖っぷちに追い込まれる場面があった。
試合後、平野は「(同級生の)3人で出してもらったんですけど、私が一番ヒヤヒヤさせてしまって」と振り返り、「すごく2人に支えられて3-0で勝てた。すごく一緒に組んでて安心感があるので、最後勝ててよかったです」と安堵の表情をみせた。
バトンを受けた第3試合の早田は「本当にいつも通りの3人の雰囲気っていうか、美誠が臆することなくプレーして、ひらみうが本当にマイペースで試合して。最後、私が締めなきゃって」と試合前の心境を語った。
「本当にいつもの行動がまんま試合に出てたような試合だった」と振り返り、「平野選手の試合を見てても、伊藤選手の試合見てても、なんか“ここから挽回するだろうな”とか、そういう流れがやっぱり長くいるからこそ分かるのかなって。私からすると2人だからこそ読める部分がいっぱいあった」と、これまで切磋琢磨してきた3人の雰囲気を感じながらの試合となったようだ。
伊藤は「私自身も世界選手権の初戦で、とても楽しく戦えましたし、この3人で戦えたっていうのもすごく嬉しくて。同級生なのでのびのびと試合ができた」と、3人での勝利の喜びをかみしめた。
今大会は40チームが8グループに分かれ、各組上位3チームが決勝トーナメントに進出。ベスト8入りが決まればパリ五輪出場枠を獲得する。グループ2で開幕2連勝の日本は、第3戦は南アフリカ(世界ランク31位)、最終戦はブラジル(同14位)と対戦する。














