■卓球世界選手権団体戦 日本 3-0 ルクセンブルク(16日、韓国・釜山)
女子のグループリーグ第1戦で日本はルクセンブルクに3ー0で勝利し、パリ五輪の出場枠獲得に向け初戦白星スタートを切った。この試合、日本は早田ひな(23)、張本美和(15)、平野美宇(23)で挑み、3人揃って1ゲームも落とさず無傷のオールストレート勝ち。
世界選手権初出場となった張本は、ルクセンブルク60歳の大エース、ニー・シャー・リエンとの“45歳差対決”を制し、“デビュー戦”で見事白星を収めた。
試合後、張本は「自分自身初めての世界卓球で、試合前も試合中もすごく緊張したんですけど、しっかり準備をして試合に挑むことができた。試合中は本当に自分のやりたいことをすごくやれた」と初戦を振り返った。
対戦したリエンは、世界選手権25度出場の大ベテラン。現在では珍しいペンホルダーが相手の試合となったが「父がペンの選手だったので」と対策してきたことを明かし、元卓球選手で張本を指導してきた父の宇さんにイメージを重ねてきたという。
試合は序盤、相手のトリッキーな攻撃に苦しみデュースの接戦となったが、第1ゲームを先取。以降は打点の高いフォアとバックハンドが決まるなど、堂々としたプレーで連取し、大舞台の初戦でストレートで勝利。まず1勝をつかんだ張本はインタビューでも安堵の表情をみせ、「試合に出るときもベンチにいるときでもしっかりギアを上げて、みんなで頑張れたらいいなと思います」と次戦以降に向けて意気込んだ。
今大会は40チームが8グループに分かれ、各組上位3チームが決勝トーナメントに進出。ベスト8入りが決まればパリ五輪出場枠を獲得する。グループ2の日本は第2戦でイラン(世界ランク35位)と、第3戦は南アフリカ(同31位)、最終戦はブラジル(同14位)と対戦する。














