■MLBキャンプ(日本時間16日、米アリゾナ州グレンデール)

ドジャースの大谷翔平(29)はキャンプインから1週間が経った。この日は野手の全体練習には参加しなかったが、ブルペン投球で打席に入るなど、実戦に向けて調整を続けた。

この日、全体練習前にデーブ・ロバーツ監督(51)が取材に応じ「(大谷は)状態が良さそうです。バットからの打撃音が違いました。パワーは特に素晴らしい。近くで見ていてスイングスピードの速さは圧巻でした」と、前日のフリー打撃を振り返った。

「(大谷は)いつ投手の球を打ちますか?」と聞かれると「近日中にライブBP(実戦想定の打撃練習)に参加すると思います。コンディションは仕上がっている状態に近い」と話した。さらに「大谷はオープン戦出れると思いますか?」の質問に「いつオープン戦に出れるかはわかりませんが、試合に出さないという事は難しいと思います。オープン戦には出ると思います」と“デビュー”の日は未定とするも、構想を明かした。

「(大谷は)とても特別な人です。初日にも話したと思いますが、大谷は謙虚で才能に満ち溢れていて、自分の身の回りで起きている事を理解しています。そしてライオンのような闘争心を兼ね備えています。常に集中を切らす事がありません」と人柄や取り組む姿勢についても評価。「1日1日大谷の事を学んでいます。そして学ぶ度に彼への感謝と親しみの気持ちが増してきています」と、日々の大谷への思いを口にした。

※ドジャースのデーブ・ロバーツ監督と話す大谷