■MLBキャンプ(日本時間15日、米アリゾナ州グレンデール)
ドジャースのキャンプ地アリゾナでは、大谷翔平(29)への熱視線が続いている。この日は今キャンプ初の“ユニホーム姿”で登場。2度目のフリー打撃を行い、29スイング中10本の柵越えをマークするなど、昨季ア・リーグ本塁打王として存在感を放った。
メジャー初挑戦の山本由伸(25)との“同時移籍”もあり、10日のキャンプ初日から現地メディア、ファンも大注目のキャンプに。
チームメイトも大谷の打撃練習をはじめ、その姿を間近で見て刺激となっているようだ。同僚のフレディ・フリーマン内野手(34)は、「若い選手やベテランの選手にとっても、世界最高の野球選手が常に練習をしているという事を知る事は大切な事です。シーズンは長いのでとても楽しみにしています」と、昨季打率リーグ3位のベテランが大谷の活躍に期待を寄せた。
さらに「車で来ると施設の駐車場の外に30人ぐらい人がいます。過去数年、こんなことはなかった」とドジャースに注目が集まっている事を実感しているという。「ただ、それは良い事だと思います。ベーブ・ルースが今でも語られているように、大谷選手も同じように後世に語り継がれるでしょう」と話した。
フィールドの外では集まったファンが「オオタニサン」「ショウヘイプリーズ」と、ユニホーム姿の大谷にサインを求め、近くを通るたびに歓声は止む気配なし。この日もキャンプ地は”大谷フィーバー”となった。