金融機関の販売促進用の食器や花器、陶器や日用品などの贈答品を手掛ける富山市の「第一物産」は13日までに事業を停止、自己破産の申請準備に入ったことがわかりました。
第一物産は、1967年(昭和42年)に創業し、主に全国の金融機関に対し、販売促進用を中心とした食器や、花器、陶器、漆器のほか日用品などの贈答品を販売していました。
当初から同業者が少なく、定期預金や年金受取口座などの顧客への粗品を含めた贈答品を提案し、全国の信用金庫や信用組合、JAへと販路を広げ、ピーク時の2001年4月期には売上高約9億4300万円を計上していました。
しかし、その後の「ゼロ金利」「マイナス金利」により金融機関側の経営合理化と顧客向けの贈答品の廃止が続き、売上高は減少していきました。
さらに、新型コロナの感染拡大で金融機関の訪問営業が困難となったほか、2021年には創業者の会長と専務が死去し、営業活動が停滞しました。
その後も金融機関の支店統廃合やインターネット取引の促進、粗品の廃止といった合理化がとまらず、2023年4月期の売り上げは約2億円まで落ち込みました。
今後も業況の改善の兆しが見えないことから、今回の措置となりました。
負債額は約2億4800万円で、このうち金融債務は2億3000万円とみられます。














