総選挙が8日に実施されるパキスタンで選挙の妨害を狙ったとみられる爆発が相次ぎ、これまでに合わせて30人が死亡、20人以上が負傷しました。過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出しています。

パキスタン南西部バルチスタン州で7日、無所属の候補者の選挙事務所前で大きな爆発がありました。

AP通信によりますと、この爆発で少なくとも18人が死亡しました。

バルチスタン州ではこの直後にもイスラム急進派政党の選挙事務所の近くで爆発があり、少なくとも12人が死亡。2件の爆発で合わせて20人以上が負傷したということです。

ロイター通信によりますと、2件の爆発について「イスラム国」が犯行声明を出しています。

8日に総選挙の投票が行われるパキスタンでは反政府勢力などによるテロや襲撃事件が相次いでいて、警戒が強まっています。