平和記念式典には、岸田総理が参列しました。“平和”を訴えた一方で、安全保障上の課題は山積しています。政治部の、渡部記者の報告です。
原爆の投下から78年となったきょう、式典に参列した岸田総理は平和への思いと非核化への強い決意を強調しました。
岸田総理
「核兵器のない世界と恒久平和の実現に向け、力を尽くすことを改めて誓います」
ライフワークに掲げる「核兵器廃絶」の実現を改めて訴えた岸田総理ですが、北朝鮮やロシアをはじめとする核による威嚇は、継続的な脅威として存在しており、核軍縮の具体的な進展は見えません。
また、岸田総理は相手のミサイル拠点などを叩く「反撃能力」の保有を決めたうえ、防衛装備品について殺傷能力のある武器の輸出解禁に向け、検討を急ぐよう指示しています。これまで厳しく制限してきた輸出を解禁すれば、平和国家としての歩みを逸脱したと見られかねません。
岸田総理はこれらの課題に対して、国民が納得できる答えを提示する必要があります。
殺傷能力ある武器輸出“原則として認める” 防衛装備品の輸出めぐり制限を大幅緩和 安保政策の大転換…課題は国民からの幅広い理解【記者解説】