米国とイランが第2回協議を開催する可能性に備え、パキスタンは準備を進めてきたが、協議が実際に行われるかどうか、なお不透明感が漂っている。20日、首都イスラマバードでは、再び警備体制の準備が進められていた。

米海軍が週末、オマーン湾でイラン船籍の貨物船に発砲し、初めて拿捕(だほ)したことを受け、協議の実施が危ぶまれている。パキスタンは、和平合意の仲介で重要な役割を担っており、11-12日の第1回協議を主催した。

米国とイランが取り決めた2週間の停戦は、21日に期限を迎える。

イランは、協議に参加する方針をまだ示していない。同国外務省のバガエイ報道官は20日の記者会見で、「現時点で次回交渉に関する計画はなく、何も決定していない」と説明した。前回協議では、イラン議会のガリバフ議長とアラグチ外相が代表を務めた。

バガエイ氏は、いかなる「新たな動き」に対しても軍が対応すると表明し、米国が外交の前進に真剣ではないことを示すさまざまな兆候があるとも述べた。また、「濃縮ウランの移送については、今回の交渉でも、それ以前の交渉でも一度も議題に上っていない」としている。

イスラマバードでは、政府機関が集中する敏感な「レッドゾーン」や、多くの大使館が所在する厳重警備の外交地区の交通が遮断されている。この区域では、イランと米国の第1回交渉が行われたセレナ・ホテルが一般に閉鎖されたほか、マリオット、モーベンピックなどのホテルも、今後数日間の予約受付を停止している。

同区域内のオフィスや学校には在宅勤務・在宅学習が推奨され、市内全域で公共交通機関の運行も停止されている。

パキスタンのナクビ内相は20日、イスラマバードで米国大使館関係者と会談し、警備体制について協議した。トランプ米大統領は、米国の代表団が20日にパキスタンへ向かうとしている。代表団はバンス副大統領が率い、トランプ氏のウィトコフ特使と娘婿のジャレッド・クシュナー氏も加わる。

パキスタンのシャリフ首相は19日、イランのペゼシュキアン大統領と45分間にわたり電話会談した。シャリフ氏は声明で、パキスタンは「地域の平和と安全の推進に全面的に取り組み続ける」としている。

原題:Pakistan Prepares for Possible Second Round of US-Iran Talks (1)

Iran Says No Decision Yet on Next Round of Talks with US

(抜粋)

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