デンマークの国防相はNATO=北大西洋条約機構の事務総長らと会談し、アメリカ・トランプ大統領が領有に意欲を示すグリーンランドや北極圏にNATO部隊の派遣を提案したと明かしました。
デンマークメディアなどによりますと、デンマークのポールセン国防相はNATOのルッテ事務総長との会談後、グリーンランドや北極圏にNATO部隊を派遣するよう提案したということです。監視や偵察活動を想定しているとみられます。
また、ポールセン国防相は北極圏の安全保障を強化するため、880億デンマーククローネ=2兆円あまりの支出を決めたとしています。
一方、イギリスのスターマー首相は19日、トランプ政権がグリーンランドの領有に同調しないことを理由にヨーロッパ8か国に関税を課すとした方針は「完全に誤りだ」と批判しました。
イギリス スターマー首相
「デンマークはイギリスとアメリカの緊密な同盟国である。同盟国に対する関税の適用は完全に誤りだ。同盟内の意見の相違を解決する正しい方法ではない」
そのうえで、関税措置は「イギリスの労働者や企業、経済に打撃を与える。貿易戦争は誰の利益にもならない」と訴え、イギリスがアメリカや同盟国と連携し、対話を継続する姿勢を示しました。
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