アメリカのラトニック商務長官は「トランプ関税」をめぐる日米合意について、「数週間後に」関連する文書が公表されるという見通しを示しました。

司会者
「いつ日本や韓国、イギリス、ベトナムなどとの合意に関する文書は公表されるのですか?」

アメリカ ラトニック商務長官
「日本と韓国などについては数週間後に公表されるでしょう」

アメリカのラトニック商務長官は19日、CNBCテレビに出演し、「トランプ関税」の日米合意に関連する文書について「数週間後」に公表されるという見通しを示しました。

ラトニック長官は日本側と「毎朝、毎晩、文書の最終調整をしている」と話しています。

文書の詳細については説明しませんでしたが、日米が合意した自動車関税の27.5%から15%への引き下げの実施を盛り込んだ新たな大統領令などが発表される可能性があります。

日本による5500億ドル=およそ80兆円のアメリカへの投資について、司会者は「日本側は主にアメリカで事業を展開している日本企業への融資保証などだと説明している」と指摘。

これに対しラトニック長官は、資金は「トランプ大統領の主導でアメリカの国家と経済の安全保障のために使われる」と従来のアメリカ政府の見解を繰り返しました。

そのうえで、「日本も同じ考えだ」と強調しています。