(ブルームバーグ):イスラエルのネタニヤフ首相は7日、トランプ米大統領をノーベル平和賞候補に推薦したと明らかにした。米国がパレスチナ自治区ガザでの停戦を後押しする中で、トランプ氏との関係をさらに強固にする狙いがある。
ホワイトハウスを訪れたネタニヤフ氏はトランプ氏や米政権幹部との夕食会の冒頭で、トランプ氏が今まさに「平和を築いている」と記者団に述べた上で、「大統領、これは私がノーベル賞委員会に送った書簡です。あなたを平和賞に推薦しました」とトランプ氏に伝えた。
トランプ氏は「特にあなたからそう言われることには非常に意味がある」と応じた。
トランプ氏をノーベル平和賞候補として推薦した外国首脳はネタニヤフ氏が初めてではない。他国の首脳も同様の動きを見せており、先月にはパキスタン政府がトランプ氏を平和賞候補に推薦することを決めた。トランプ氏を称賛することで譲歩を引き出せると各国が理解していることがうかがえる。
トランプ氏はかねてから、2009年にオバマ大統領(当時)がノーベル平和賞を受賞したことに不満を示してきた。オバマ氏はその後、アフガニスタンへの米軍増派を決定している。
ネタニヤフ氏のホワイトハウス訪問は、第2次トランプ政権発足以来3度目で、今回の訪米はイスラエルとイランの間で12日間続いた戦争の終結を受けたもの。米国はイスラエルの軍事作戦に加わり、イランの核施設に対するミサイル攻撃を実施した。
トランプ氏は標的が「壊滅」されたとしているが、被害状況の分析は継続中で、イランが保有する濃縮ウランの所在も不明のままだ。同氏は、戦闘終結に向けてイスラエルとイランの間で停戦を仲介し、イランに交渉再開を促している。
トランプ氏は夕食会の場で、米国とイランが近く会談を行うと述べた。ウィトコフ米中東担当特使によれば、両国は1週間以内に会談する予定。
原題:Netanyahu Says He Nominated Trump for Nobel Peace Prize (1)(抜粋)
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