アメリカのバイデン前大統領が退任後、初めて公の場で演説を行いました。トランプ政権について「被害と破壊をもたらした」と批判し、国の分断に強い懸念を示しました。

バイデン前大統領
「100日足らずで新政権は多くの被害と破壊をもたらした」

バイデン前大統領は15日、退任後、初めて公の場で演説を行い、トランプ政権を批判しました。

バイデン前大統領
「アメリカを他の国とは一線を画す存在にしているものは何でしょう?私の考えでは基本的なアメリカの価値観です。誰も王ではなく、誰もボスではない。誰にでもチャンスがあるのです」

また、トランプ大統領の支持者たちを念頭に国の分断に強い懸念を示しました。

バイデン前大統領
「これほど国が分断した状態ではやっていけない。私も長くやってきたが、ここまで分断したことはなかった。もっとも、およそ30%の人なのだが、その30%には心が無い」

バイデン氏は、大統領時代に必ず演説で訴えた「団結すればアメリカにできないことは何もない」というメッセージを今回も強調して演説を締めくくりました。