フランス・パリでは、オリンピックの開幕を来月に控え、セーヌ川でパレードを行う船団の運航テストが行われました。

記者
「パリの中心地、セーヌ川をゆっくりと船が進んでいます。本番は選手たちがあの船に乗って観衆に迎え入れられることになります」

セーヌ川で行われるパリオリンピックの開会式では、各国の代表選手らがおよそ6キロにわたって船に乗り、パレードすることになっていて、およそ30万人の観衆が見守ることになっています。

17日に行われた運航テストでは、本番のおよそ6割にあたる55隻が運航し、各ポイントを通るタイミングや船の見え方などが確認されました。

テロ警戒も重要課題の一つで、当日は4万5000人の警察官らが配置されることになっています。

フランス スポーツ・五輪相 ウデアカステラ氏 
「政府は進化する脅威とその分析に細心の注意を払っていて、今のところ心配な点はありません」

来月26日の開会式に向けて、大会組織委員会は来週以降もテストを行う予定です