トルコで統一地方選挙が行われ、エルドアン大統領率いる与党が敗北しました。政権運営への打撃は避けられないもようです。

トルコ国営メディアによりますと、先月31日に行われた統一地方選挙では、最大都市イスタンブールや首都アンカラの市長選などで野党候補が勝利しました。

また、エルドアン大統領率いる与党は、全体の得票率でも敗北しています。

高水準で続くインフレへの対応をめぐる不満や、トルコでおよそ5万3500人が犠牲となった去年2月の大地震からの復興が進んでいないことなどが影響したとみられます。

エルドアン大統領は「求めた結果は得られなかった」とする一方で、「むしろ転換点だ」と政権運営に強気の姿勢を見せましたが、一定の打撃は避けられないものとみられます。