能登半島地震で被災した石川県の高校生を受け入れるため、山梨県甲斐市の日本航空高校は3月までに仮設の宿舎と校舎を施設内に建設することを明らかにしました。

石川県輪島市にある日本航空高校石川は、能登半島地震で校舎の窓ガラスが割れ、水道が使用できなくなり、現在も校舎の一部を自衛隊や総務省の基地局として提供しています。

学校法人が同じ甲斐市の日本航空高校は1月9日会見し、2024年3月までに甲斐市内の学校の敷地内に仮設の宿舎と校舎を建設し、石川の生徒約600人を受け入れを進めると明らかにしました。

また教職員については、甲斐市と韮崎市の協力で市営住宅やアパートを提供するとしています。

日本航空学園 梅澤重雄理事長:
「生徒の学びは止めません。1分1時間たりとも止めないようにしたい」

なお日本航空高校は、韮崎市の企業からダンボールベッドの提供を受ける予定で、石川の生徒の部活動の合宿などを支援することにしています。