新型コロナへの感染が出産に影響。


日本産科婦人科学会の報告によりますと、妊娠36週以降に感染が判明した妊婦158人のうち96人実に6割が帝王切開での出産になっていることが分かりました。

そしてまさにこのケースになった母親から当時の状況を聞くことができました。それは、思い描いていた出産とは違っていました。

<山梨県甲府市に住む女性のケース>


出産予定日まであと1週間ほどという時新型コロナウイルスに感染しました。


「まさかという感じ。1週間後が予定日だったのでここにきてという思いがあった」

陽性が分かったその日の夜に救急搬送されました。


「とにかく手術室が空き次第赤ちゃん出しますということで心の準備をする間もなくだったのでびっくりというか頭が真っ白になるというか」


緊急の帝王切開で元気な女の子を出産。子どもは陰性でした。
感染判明からわずか2日後 突然迎えた出産でした。

「本当だったら予定日に旦那さんにも立ち会ってもらって自然に生むイメージをしていたので、帝王切開の心の準備は全くできていなかった。コロナにかかるとそうなると情報は知っていたがまさか自分がその身になると思ってなかった」

このように出産間近に感染が分かった妊婦は帝王切開での出産になるケースが多くその割合は6割に上っています。


これは分娩時間を短縮し医療従事者への感染リスクを低くするためや感染で呼吸が難しいといった症状が重い妊婦の負担軽減を図るためです。


また感染が分かった直後の出産では基本、子どもと一緒にいられません。


「子どもを見ることができないし触れることもできないし、そのまま約2週間位は離れ離れだったので普通に産めていればそんなことはなかった。生まれてすぐにかわいそうな思いをさせてしまったなと後悔や罪悪感」


女性はこれから出産する人たちに気を緩めず感染対策を続けてほしいと訴えます。


「無事に出産を迎えられるのって幸せなことだとあらためて自分が感染して感じた。自分の体と赤ちゃんのことを第一に考えて今後も生活していってほしいし無事に出産を迎えてもらえたらと思います」