不妊治療や胚培養士の仕事について考えるシンポジウムが開かれました。山梨県内の現状と、胚培養士の仕事のやりがいとは?

山梨大学は、受精卵を扱う専門職である胚培養士を育成するため 新たな研究施設を6月15日に立ち上げました。

シンポジウムはこれを記念したもので、医師や現役の胚培養士が講演しました。

シンポジウムで講演を行う男性 山梨大学

この中で日本では、2018年 100人に7人が体外受精や顕微授精といった不妊治療で生まれていますが、県内には胚培養士が少なく県外に治療に行く人がいるという現状が明かされました。

また、県内で働く現役の胚培養士の女性は「妊娠のお手伝いができる夢のある仕事」、「よりよい培養を考えると終わりがなく、やりがいがある」と魅力を語りました。

シンポジウムに参加した学生


参加した胚培養士を目指す学生:
山梨県内で就職することを考えてなかったので、胚培養士が少ないことを知ることができてよかったし、県内でこのような施設が整えば、県内で就職してもいいかなと思うようになった。

山梨大学では、2023年度から胚培養士を育成する教育プログラムを開設します。

講演を聴く学生たち 山梨大学