商業施設の駐車場で心肺停止状態だった女性をとっさの判断で救助です。

「とにかく助かってくれ、何とか息を吹き返してくれと」
こう話すのはラザウォーク甲斐双葉で警備隊の隊長を務める赤沢晟史さん(30)です。

2023年6月14日午後0時半ごろ、山梨県甲斐市のラザウォーク甲斐双葉の駐車場の車内で心肺停止状態になっている80代の女性がいると消防からの連絡を受けました。

ラザウォーク甲斐双葉 警備隊長 赤沢晟史さん(共栄セキュリティーサービス):
家族が心肺蘇生の圧迫をしているということだったので、それだったら第一優先はAEDだなと思って。

とっさにAEDを手に取り現場に向かいました。

現場に着くと車の座席に座っていた女性は口が開いて目は閉じ、意識がない状態だったといいます。

家族が心肺蘇生を続ける中、赤沢さんはAEDを準備し、機械の指示通り電気ショックを行いました。

しかし女性の心拍は戻ってきません。