今年8月に山梨県内で熱中症で救急搬送された人は192人で去年8月の1.5倍に増加したことが分かりました。

消防庁によりますと8月、県内で熱中症で救急搬送された人は192人で、去年8月の約1.5倍となる63人増加しました。

このうち65歳以上が110人と全体の6割近くを占め、3週間以上の入院が必要な重症が2人、入院が必要な中等症が62人でした。死者はいませんでした。

熱中症を発症した場所は住居が最も多く83人で、運動場やプールなど屋外の公共施設が33人などとなりました。

甲府はこの先もしばらく最高気温が30度以上で湿度も高い日が続く見通しで、熱中症のリスクが高まる恐れがあります。

このため気象台はこまめな水分補給や、暑い日はためらわずに冷房を使うことなど熱中症予防を続けるよう呼び掛けています。