近所の公民館などと市役所をつなぎ、遠隔で行政手続きなどができる「リモート窓口」の実証実験が山梨市で始まりました。



市の職員:本日はどうされましたか。
利用者:市役所にこの書類を提出したいが書き方を教えてほしい。
市の職員:分かりました、では書き方をサポートしたいと思います。

「リモート窓口」の実験が始まったのは山梨市にある山梨公民館と牧丘支所、それに三富支所の3か所です。

3か所には市役所本庁の職員とビデオ通話ができるシステムを整備し、相談対応のほか児童手当の申請など本庁でしかできない行政手続きのサポートなどが受けられます。

また、書類は記入したあとカメラで撮影することでそのまま遠隔で提出することも可能です。


市はオンライン申請を行うことが難しいといった「デジタル格差」の解消や、市役所本庁に行くことが難しい人の利便性が向上することを目指しています。

山梨市役所総合政策課 堀内聖斗 主任:
市としてはデジタル技術をうまく使い、すべての人がデジタル化による恩恵を受けられるような市を目指したい。

この実験は少なくとも年内は続ける予定で、市は見つかった課題などを踏まえ、本格導入を検討する方針です。