原子力発電によって排出された、高レベル放射性廃棄物の、処理方法などについての説明会が、南アルプス市で開かれました。

これは資源エネルギー庁と、原子力発電環境整備機構が、5年前から全国各地で開いているもので、山梨県内では甲府市、富士吉田市に続いて3回目の開催です。

30日はおよそ30人が参加し核のごみの処理方法などを聞いて、質問や意見を交わしました。

原子力発電により発生した高レベル放射性廃棄物は、ガラス固化体換算で国内に約2万7000本あるとされていてます。

国は廃棄物を地下300m以上の岩盤に埋設する地層処分を検討していて、およそ4万本以上を埋設できる地下施設を1か所建設する方針で、北海道の2つの町と村で文献調査を始めていることなどを説明しました。

参加者からは「処分場は1か所で足りるのか」また「地下水への影響はないのか」といった、安全性などへの質問が出されました。