ガソリン価格の高騰が止まりません。

30日に発表された山梨県内のレギュラーガソリンの価格は、1L187円となり、15年ぶりに最高値を更新しました。

資源エネルギー庁によりますと、28日時点の県内のレギュラーガソリンの価格は1L187円で、前の週より3.1円の大幅な値上がりとなりました。

値上がりは7週連続で、これまで最も高かった2008年8月の186.3円を上回り、15年ぶりに最高値を更新しました。

値上がりの要因は原油の高騰と円安、それに国の補助金の段階的な削減によるもので、資源エネルギー庁は来週も小幅な値上がりを見込んでいます。

甲府市内のガソリンスタンドで給油したドライバーからは、悲鳴が漏れます。

給油したドライバーは:
「ちょっと高すぎですね。もうちょっと限度が…もう少し安くしてもらわないと」
「遠出をしなくなった。1回入れる金額が今までと違う」
「(値上がりが)痛いですね。(車を)仕事で頻繁に使うので、なんとか対策してほしい」

一方で政府・与党は、レギュラーガソリンの小売価格を170円代に抑えるため、ガソリンの補助金を年末まで延長する方針を決めました。

さらに、9月までとしていた電気とガス料金の負担軽減策についても、今年末まで延長する方向で調整に入ったということです。