山梨県の長崎知事が海外メディア向けの会見を行い、富士山は登山や観光が過密状態でオーバーツーリズムが起き、その解消策として富士山登山鉄道の整備が必要と述べました。

東京・千代田区の外国特派員協会で行われた会見にはアメリカやインドネシアなど海外のメディア関係者などが参加しました。

富士山登山鉄道構想

会見で長崎知事は富士山では登山や観光で訪れる人が過密になり、その悪影響であるオーバーツーリズムが起きていると訴え、解消策として富士山登山鉄道の整備が必要だと説明しました。

一方で、海外メディアからは入山許可制の導入といった提案が寄せられました。

山梨県 長崎幸太郎知事:
世界の人に理解してもらえるような登り方の実現、あるいは来訪者のコントロールのあり方を、これから探りながら議論をして答えを導いていきたい。

長崎知事は富士山観光の適正化や世界遺産としての価値の保護を国際的な議論に発展させたいとしています。